オンワードファラオ（1988年生、母ウクレレⅡ）

オンワードファラオ（1988年2月3日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のCaerleon（当時8歳）と交配したウクレレⅡが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方32戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1990年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

二本柳俊夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

8月5日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリワードスティングに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのコスモス賞（函館芝1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月24日、中8週で迎えた4戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月2日、連闘で迎えた5戦目は、3歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

3歳（1991年）

10月13日、約10か月の休み明けで迎えた7戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた8戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

11月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

4歳（1992年）

1月5日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず最後はインザストリームと並んで8着同着となった。

3月22日、中8週で迎えた13戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた14戦目は、高岡秀行騎手を鞍上に迎えて、ニッポンハム特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般D（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高岡秀行騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月18日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、石狩特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。4着を確保した。

8月26日、連闘で迎えた17戦目は、手稲特別（札幌(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は高岡秀行騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた18戦目は、志文特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高岡秀行騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた19戦目は、峰延特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高岡秀行騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1993年）

4月13日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、柳沢好美騎手を鞍上に迎えて、一般D（帯広ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったテツヤキングから2馬身差の2着となった。

4月27日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた21戦目は、御影特別（帯広ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柳沢好美騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた22戦目は、一般D（帯広ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柳沢好美騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた23戦目は、角川秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般D（岩見沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のタキノライオンに3/4馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

6月8日、中1週で迎えた24戦目は、幌向特別（岩見沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は柳沢好美騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた25戦目は、雉ケ森特別（岩見沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柳沢好美騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた26戦目は、雨紛特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は角川秀樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた27戦目は、当麻特別（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角川秀樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた28戦目は、一般C D（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角川秀樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノベンチャーから3馬身差の2着となった。

9月13日、中4週で迎えた29戦目は、門別トレセン特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で角川秀樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったホロトグランプリから3馬身差の2着となった。

9月22日、連闘で迎えた30戦目は、義経特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で角川秀樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた31戦目は、浦河ピスカリ館特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で角川秀樹騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったコハクタカラから半馬身差の2着となった。

10月18日、中1週で迎えた32戦目は、一般C D（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で角川秀樹騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月27日、連闘で迎えた33戦目は、十勝農協連特別（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で角川秀樹騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のマツエーキングをハナ差制して3勝目を手に入れた。

11月10日、中1週で迎えた34戦目は、長節湖特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で角川秀樹騎手（9戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のデルマキングをクビ差制して1着ゴールを果たした。

6歳（1994年）

4月20日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた35戦目は、国信満騎手を鞍上に迎えて、奈井江特別（岩見沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた36戦目は、駒園特別（岩見沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた37戦目は、由仁特別（岩見沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国信満騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のテツヤキングに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月21日、中3週で迎えた38戦目は、勝毎特別（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で国信満騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた39戦目は、美瑛特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は角川秀樹騎手（10戦3勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月13日、中7週で迎えた40戦目は、ベテルギウス特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は柳沢好美騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた41戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた42戦目は、宮の森特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本隆宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた43戦目は、雄阿寒岳特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は角川秀樹騎手（11戦3勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた44戦目は、丹頂特別（帯広ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角川秀樹騎手（12戦3勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月17日、連闘で迎えた45戦目は、広尾特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角川秀樹騎手（13戦3勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。