ウツミルンバルンバ（1998年生、母ラインダンサー）

ウツミルンバルンバ（1998年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダミスター（当時16歳）と交配したラインダンサーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下農場。戦績は、地方33戦10勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年のオーガスト特別(一般B3一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村下農場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

葛西勝幸厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2000年）

7月1日、デビュー戦は阿部英俊騎手を鞍上に据えて、3歳（水沢ダート850m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のコマガタフウジンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月13日、中2週で迎えた3戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、3歳（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3歳（2001年）

4月22日、約8か月半の休養明けで迎えた4戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、3歳A3（上山ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた5戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（上山ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアカネスカイに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳B（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアカネスカイに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

6月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のあじさい特別（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦2勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳A3（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトモノマルゼンに1馬身の差をつけて4勝目を手にした。

7月31日、中3週で迎えた9戦目は、3歳A2（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノラブラブに3馬身の差をつけて制した。

8月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A2（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で前野幸一騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったトキノホクサイから1馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中7週で迎えた11戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したサクラエガオを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のエスプリコマコマに3馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

11月21日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の紅葉特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の駒牽特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のパラダイスヒリュウに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1五ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2002年）

1月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1三イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤隆騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた17戦目は、一般C1四イ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤隆騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

5月5日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた18戦目は、一般C1四ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤隆騎手（7戦2勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた19戦目は、一般C1三イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤隆騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のナイススターワンをアタマ差振り切って優勝

7月1日、中2週で迎えた20戦目は、ルビー特別（船橋ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤隆騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた21戦目は、涼風特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤隆騎手（10戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のジュウジセンプーを半馬身振り切って9勝目をマークした。

8月14日、中3週で迎えた22戦目は、ベイブリッジ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で佐藤隆騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったキングウイザードに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた23戦目は、オーガスト特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で佐藤隆騎手（12戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のコモリヴァーに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

9月18日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のセプテンバー特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で佐藤隆騎手（13戦5勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の豊年特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の霜降特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（14戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はハヤブサモンドと並んで2着同着となった。

11月4日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のトパーズ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（15戦5勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

5歳（2003年）

3月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

4月10日、中1週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた29戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、卯月特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた30戦目は、立夏特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（16戦5勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

6月3日、中4週で迎えた31戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の青葉特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた32戦目は、美の山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（17戦5勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた33戦目は、文月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。