シンホリスキー（1988年生、母シンサーザンクロス）

シンホリスキー（1988年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時9歳）と交配したシンサーザンクロスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大道牧場。戦績は、中央平地33戦5勝2着4回、中央障害6戦3勝2着1回。1991年のスプリングステークス(G2)に勝利した他、1992年のマイラーズカップ(G2)で2着に入るなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

9月9日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝1200m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキクノサンシャインに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月10日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったポートマリヤにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、オンリーワンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月8日、中1週で迎えた5戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインザーホーラーに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1991年）

1月7日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下の七草賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセフティールイーズに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

1月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

2月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のミスタースペインに1馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

3月24日、中5週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアフターミーを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2つ目の重賞タイトルを掴み取った。

4月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

5月26日、中5週で迎えた11戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。20頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず19着に敗れた。

8月25日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた13戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って最後はツエルクプリンスと並んで9着同着となった。

10月13日、中2週で迎えた14戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた15戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

12月22日、中6週で迎えた16戦目は、六甲ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のムービースターに1馬身3/4の差をつけて5勝目をつかんだ。

4歳（1992年）

1月26日、中4週で迎えた17戦目は、G2の日経新春杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた18戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（4戦3勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったダイタクヘリオスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月24日、約8か月の休み明けで迎えた19戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（5戦3勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを5馬身以上保って、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた20戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（2戦1勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた21戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月20日、連闘で迎えた22戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

5歳（1993年）

1月10日、中2週で迎えた23戦目は、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り雨/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた24戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で安田隆行騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、5着を確保した。

2月28日、中3週で迎えた25戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月7日、連闘で迎えた26戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、G3の中日新聞杯（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた27戦目は、G2の産經大阪杯（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（7戦3勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた28戦目は、栗東ステークス（京都ダート1400m 曇/不良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は安田隆行騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

11月13日、約7か月の休み明けで迎えた29戦目は、アンドロメダステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（8戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた30戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の鳴尾記念（阪神芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

6歳（1994年）

1月5日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデG3の金杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

1月15日、中0週で迎えた32戦目は、G3の平安ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

2月19日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンステージに約11馬身の大差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

3月5日、中1週で迎えた34戦目は、重賞の中京障害ステークス（春）（中京障害芝3600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタマモモノノフに9馬身の差をつけて重賞3勝目をマークした。

4月3日、中3週で迎えた35戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のブランディニーに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月30日、中3週で迎えた36戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で出津孝一騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた37戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で出津孝一騎手（4戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったタマモモノノフから2馬身半差の2着に敗れた。

7歳（1995年）

4月22日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた38戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、栗東ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に61kgの斤量を背負って出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた39戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は出津孝一騎手（5戦3勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。