フジノスプレンダー（2002年生、母マズリア）

フジノスプレンダー（2002年4月17日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋輝き」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時17歳）と交配したマズリアが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方19戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2006年の一般D3-1。

経歴

デビュー前

蛯名信広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月27日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月12日、中1週で迎えた2戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

3歳（2005年）

1月10日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

5月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

6月18日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4歳（2006年）

6月27日、約11か月半の休養明けで迎えた8戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、一般D3-3（札幌(地)ダート1000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般D3-3（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤倉寛幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったバイカルリッチから4馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般D3-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤倉寛幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったロイヤルドールから2馬身差の2着に敗北した。

8月8日、中1週で迎えた11戦目は、一般D3-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤倉寛幸騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったソニックガールから2馬身差の2着に敗北した。

9月12日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、一般D3-1（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤倉寛幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後はビコーシャルムと並んで4着同着となった。

9月20日、連闘で迎えた13戦目は、一般D3-1（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤倉寛幸騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた14戦目は、一般D2-4（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤倉寛幸騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月31日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマサジョニーに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（2007年）

1月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた17戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた18戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた19戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた21戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

7月17日、中6週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた23戦目は、田中良明騎手を鞍上に迎えて、一般C7（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミラクルゼファーから2馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中1週で迎えた24戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、一般C7（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエレガントロリーに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

8月19日、中2週で迎えた25戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、旅の思い出荒尾競馬初観戦（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のブルークマモトに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月14日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた26戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月24日、中0週で迎えた27戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた28戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中良明騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、一般C9（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中良明騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月4日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた30戦目は、一般C8（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月19日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた31戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C8（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカノヤツバメから3/4馬身差の2着となった。

6歳（2008年）

1月1日、中1週で迎えた32戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のルンバメモリーに3/4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

1月23日、中2週で迎えた33戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。