リマンドマッハ（1997年生、母ホクトピース）

リマンドマッハ（1997年6月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のワカオライデン（当時16歳）と交配したホクトピースが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者はビックリ牧場。戦績は、地方36戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の’01オータムカップ(一般A2以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

大塚三郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1999年）

10月27日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 雨/重）に出走。馬体重は505kg。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパワフルヒッターに約13馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2000年）

1月30日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミレニアムスターに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦のもくれん特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウクロノスに6馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月17日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のルーテライトに2馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

12月7日、中2週で迎えた6戦目は、成城特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒカリタイタンを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って制した。

12月29日、中2週で迎えた7戦目は、グッバイドラゴン賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のザキングに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2001年）

1月14日、中1週で迎えた8戦目は、池月・磨墨賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンコウタイセツに6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、ハンデ戦のブラッドストーン賞（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマルカンスポットに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月15日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦のケンタウルス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月5日、中6週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の’01ブリリアントカップ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカゼノモンジロウに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の’01クリスタルナイトカップ（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タカトモトップガンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月8日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の’01オータムカップ（大井ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のタイキアーサーを半馬身振り切って8勝目を手に入れた。

11月7日、中3週で迎えた15戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた16戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、’01かちどき賞（大井ダート1790m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

5歳（2002年）

1月24日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の’02ロイヤルカップ（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（8戦5勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた18戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’02メトロポリタンカップ（大井ダート1190m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

5月28日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦の’02ブリリアントカップ（大井ダート1790m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた20戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

6歳（2003年）

7月25日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ戦の’03サマーナイトカップ（大井ダート1690m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた22戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’03アデレードシティカップ（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

12月25日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦のクリスマス特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

7歳（2004年）

1月8日、中1週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた24戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’04グローリーカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の初春特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（9戦5勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた26戦目は、一般B1二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（10戦5勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

3月23日、中4週で迎えた27戦目は、宗形竹見騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の弥生特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

4月1日、連闘で迎えた28戦目は、ハンデ戦の春馬特別（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宗形竹見騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宗形竹見騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた30戦目は、大かわさき宿特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宗形竹見騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた31戦目は、エメラルド特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宗形竹見騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の皐月盃（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宗形竹見騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

6月6日、中0週で迎えた33戦目は、キング・ビジョン賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で宗形竹見騎手（6戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のジューン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宗形竹見騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の七夕特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宗形竹見騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた36戦目は、ハンデ戦の文月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で宗形竹見騎手（9戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。