クリノドラゴン（2018年生、母クリノクレオパトラ）

クリノドラゴン（2018年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+龍」。毛色は栗毛。種牡馬のアスカクリチャン（当時11歳）と交配したクリノクレオパトラが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は宝寄山拓樹。2022年の浦和記念(Jpn2)に勝利した他、2022年のシリウスステークス(ハンデG3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月25日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月5日、中2週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったグリュースゴットに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

12月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2021年）

1月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、4着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフランコイメルに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月23日、連闘で迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの鳳雛ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では稲妻のようなを披露したが、3着に終わった。

7月11日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカネコメノボルをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

8月1日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの苫小牧特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月18日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの大府特別（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず最後はジローと並んで5着同着となった。

11月27日、中9週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（7戦2勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月11日、中1週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったバーデンヴァイラーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

1月5日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（8戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアジャストザルートに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月29日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（9戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月10日、中9週で迎えた21戦目は、4歳以上3勝クラスの梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（10戦3勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたゴールドレガシー決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月24日、中1週で迎えた22戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの甲南ステークス（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの三河ステークス（中京ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上3勝クラスの伊勢ステークス（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

9月4日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、3歳以上3勝クラスの西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（11戦3勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のロードインファイトに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月1日、中3週で迎えた26戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシリウスステークス（中京ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月3日、中4週で迎えた27戦目は、Jpn1のJBCクラシック（盛岡ダート2000m 小雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（12戦4勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた28戦目は、Jpn2の浦和記念（浦和ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（13戦4勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のラーゴムに2馬身半の差をつけて重賞ウィナーの称号を掴み取った。

5歳（2023年）

1月22日、中8週で迎えた29戦目は、G2の東海ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（14戦5勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

9月30日、約8か月半の休養明けで迎えた30戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（15戦5勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

11月3日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、Jpn1のJBCクラシック（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

11月26日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのカノープスステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6歳（2024年）

3月24日、約3か月半の休養明けで迎えた34戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた35戦目は、G3のアンタレスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた36戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた37戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（16戦5勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。