ユートカイザー（1994年生、母ユートジェーン）

ユートカイザー（1994年4月15日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時8歳）と交配したユートジェーンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は桑原牧場。戦績は、地方12戦5勝2着2回。1997年のスーパーダートダービー(G2)で3着に入った他、1997年の東京ダービー(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

栗田繁厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1997年）

1月31日、デビュー戦は鷹見浩騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のケイコに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月27日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のグローリタイアンに1馬身の差をつけて優勝

3月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦のさくら草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホワイトウィナーに1馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

5月20日、中8週で迎えた4戦目は、3歳戦のアイリス特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見浩騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のオーイノダイキチに1馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

7月10日、中6週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鷹見浩騎手（4戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったサプライズパワーから1馬身差の2着に敗北した。

10月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鷹見浩騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマキバサイレントから3馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中1週で迎えた7戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、オータムカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトウケイメモリーに1馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

11月20日、中5週で迎えた8戦目は、3歳G2のスーパーダートダービー（大井ダート2000m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた9戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2800m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（1998年）

3月11日、中9週で迎えた10戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月16日、中4週で迎えた11戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に敗れた。

5歳（1999年）

6月23日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの隅田川オープン（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。