マキバサイレント（1992年生、母スコールディング）

マキバサイレント（1992年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のベリフア（当時16歳）と交配したスコールディングが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道中川郡池田町、生産者は（株）千葉新田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方28戦13勝2着4回。1996年のオールカマー(G2)で3着に入った他、1997年のクイーン賞(G3)に勝利するなど、重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

北川亮厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（1995年）

2月22日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は457kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1400m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のホワイトスペースに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月18日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のミレーヌスキーに9馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4月25日、連闘で迎えた4戦目は、4歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサンエイホマレに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月25日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の姫バラ特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアカネタリヤに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のあじさい特別 1組（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦4勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のワールドターボに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月11日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦5勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘイワンリーフから半馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のマリーンカップ（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスカイフライアーに2馬身半の差をつけて6勝目を収める

8月15日、中1週で迎えた9戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルレディ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったケーエフネプチュンから2馬身半差の2着に敗北した。

9月14日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、オータム特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた11戦目は、神奈川盃（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったキートチャンピオンからクビ差の2着に甘んじた。

11月9日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦の東京王冠賞（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のゴールドカップ（浦和ダート2000m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエスケイワンに1馬身半の差をつけて7勝目を掴み取った。

12月31日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦のロジータ記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のハイフレンドクインに9馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（1996年）

4月11日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、マイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（8戦6勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた16戦目は、埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 雨/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヘイセイベルに1馬身半の差をつけて優勝

5月29日、中2週で迎えた17戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、かしわ記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月15日、中6週で迎えた18戦目は、エンプレス杯（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（7戦3勝）。6頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、トゥインクルレディ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアカネタリヤからアタマ差の2着に甘んじた。

9月15日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（9戦3勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月30日、中5週で迎えた21戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、グランドチャンピオン（大井ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のカネショウゴールドをアタマ差制して勝利をモノにする

5歳（1997年）

2月5日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、川崎記念（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた23戦目は、ダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（10戦3勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた24戦目は、G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（11戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月1日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のユートカイザーに3馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

10月22日、中2週で迎えた26戦目は、G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（13戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のファッションショーに1馬身の差をつけて初の重賞タイトルをゲットした。

11月19日、中3週で迎えた27戦目は、地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（14戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のカネショウゴールドに1馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

6歳（1998年）

4月8日、約4か月半の休養明けで迎えた28戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（15戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、地方重賞の報知オールスターカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（9戦6勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。