マヤノジョウオ（1983年生、母ミレーヌ）

マヤノジョウオ（1983年5月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハビトニー（当時9歳）と交配したミレーヌが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木節哉。戦績は、中央平地21戦5勝2着3回。1986年の桜花賞(牝G1)で2着に入った他、1987年の北九州記念(G3)に勝利するなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

1歳（1985年）

11月2日、17頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。最後は、2着のスナークリーダーに3馬身半の差をつけて勝利を挙げた。

11月17日、12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月21日、12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（1986年）

1月12日、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテンザンオトメを半馬身振り切ってトップでゴールを走り抜けた。

2月1日、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のワンダーブレシングに3馬身の差をつけて勝利を挙げた。

3月9日、牝馬限定3歳オープンのチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレイホーソロンにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月6日、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手。22頭立ての5番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、20番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメジロラモーヌを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月27日、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月18日、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手。22頭立ての4番人気に推されて18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず15着に敗れた。

9月7日、牝馬限定3歳G3のサファイヤステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島信行騎手。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。0着に敗れた。

10月12日、牝馬限定3歳G2のローズステークス（京都芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

11月2日、牝馬限定3歳G1のエリザベス女王杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手。19頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

4歳（1987年）

5月3日、栗東ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

6月7日、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したセントシーザーにクビ差届かず2着となった。

8月9日、G3の北九州記念（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルファローズを豪脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利した。

8月30日、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

12月27日、牝馬限定のハンデG3のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

5歳（1988年）

1月31日、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るシマノファインを別次元の末脚で3/4馬身差し切ってトップでゴールに飛び込んだ。

2月28日、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手。12頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4月24日、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月15日、G1の安田記念（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は小島太騎手。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。