シオミチクレバ（2017年生、母オメガセニョリーナ）

シオミチクレバ（2017年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「万葉集の歌の一部より」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時11歳）と交配したオメガセニョリーナが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の朱竹賞(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、谷掛龍夫によって2,160万円で落札された。

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月4日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトロワマルスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

10月27日、中4週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコスモアンジュをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2020年）

1月11日、中8週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの朱竹賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモカルナックに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

2月29日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1200m 雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

6月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの皆生特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスのさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

10月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

12月6日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの中京日経賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、6着を確保した。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4歳（2021年）

1月17日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月25日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの福島放送賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

10月24日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

12月18日、中7週で迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの有松特別（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず最後はシトラスノキセキと並んで8着同着となった。

5歳（2022年）

1月8日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの賢島特別（中京芝1400m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

5月14日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた20戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの清津峡特別（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月7日、中9週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。16着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月29日、中9週で迎えた23戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの新津特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず17着に終わった。

2022年11月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。