ベルジークザンダー（2018年生、母ピサノロマン）

経歴

デビュー前

1歳のとき、安達牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、宮崎俊也によって990万円で落札された。

2歳（2020年）

8月1日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。馬体重は481kg。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カイカセンゲンに交わされて3馬身差の2着に敗れた。

3歳（2021年）

12月30日、約17か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた2戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の117.6万円以下（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスプリアラジンに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2022年）

1月25日、中3週で迎えた3戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のヤマニンジャベリンに3馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

3月11日、中5週で迎えた4戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミツカネジュピターを猛烈な末脚で半馬身差し切って断トツ人気に応えた。

4月18日、中4週で迎えた5戦目は、ビアーグルト賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のチタノプリンセスをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

5月26日、中4週で迎えた6戦目は、一般C1二三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた7戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のバラクをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月31日、約6か月の休み明けで迎えた8戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、C1二三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

5歳（2023年）

1月25日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したエスプリブルズアイにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月21日、中3週で迎えた10戦目は、はと座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエスプリブルズアイをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったラムリケティに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中3週で迎えた12戦目は、鼠坂賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた13戦目は、淡路坂賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。