ラナンキュラス（2007年生、母ファレノプシス）

ラナンキュラス（2007年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「花の名前。花言葉『魅力的』」。毛色は青毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時12歳）と交配したファレノプシスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。2010年のフィリーズレビュー(牝G2)で2着に入った他、2009年の阪神ジュベナイルフィリーズ(牝G1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

9月12日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のベストクルーズをハナ差振り切って初白星を挙げた。

10月10日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のグレナディーンに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

11月8日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（2010年）

3月14日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたサウンドバリアー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4月11日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（5戦2勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では速い脚を使えず17着に敗れた。

12月5日、約8か月の休み明けで迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

4歳（2011年）

8月27日、約8か月半の休養明けで迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（6戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月30日、中2週で迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

12月18日、中6週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（7戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では全く伸びず16着に敗れた。