ニシノナイフ（1999年生、母ブランドアート）

ニシノナイフ（1999年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時13歳）と交配したブランドアートが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方14戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の一般C2六七。

経歴

デビュー前

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

4歳（2003年）

1月10日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は502kg。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケイアイトロフィーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月29日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイプルダンサーに6馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

2月25日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカソクソウチに5馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

7月23日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、一般C3二三（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイブキテンユウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

8月22日、中3週で迎えた5戦目は、一般C2七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスプリングフライトに2馬身半の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

5歳（2004年）

2月3日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマショウクリークに2馬身半の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

2月28日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスカーレットモリスに1馬身の差をつけて無傷の7連勝を決めた。

4月10日、中5週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の遠野特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

6歳（2005年）

5月28日、約13か月の休み明けで迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた11戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ケヤキ賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月23日、中7週で迎えた12戦目は、ファビィサドル特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パッションマリーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月24日、中8週で迎えた13戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般A5（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

11月15日、連闘で迎えた15戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた16戦目は、平湯賞（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた17戦目は、伊吹賞（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。