コスモインパクター（2008年生、母スターマレイン）

コスモインパクター（2008年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋衝突体」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時6歳）と交配したスターマレインが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2013年の一文字菊特別(一般C11ロ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、フジワラファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ビッグレッドファームによって5,250万円で落札された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

4月24日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/重）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

8月14日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、モナンジュに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

4歳（2012年）

1月30日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、一般C34（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイウンアスターを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

2月6日、連闘で馬体重を前走から17kg増やして迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C31（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月20日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた7戦目は、一般C31（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したヴァレンタインを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中1週で迎えた8戦目は、東日本大震災私たちは忘れない!（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコスモデナリを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3月19日、中1週で迎えた9戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、甲南大学AHC☆卒業メモリアル（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハハノアジツケを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

6月18日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクラッタリングに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月4日、中1週で迎えた11戦目は、銀河選抜（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた12戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトモロビートに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月8日、中2週で迎えた13戦目は、シーブリーズ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた14戦目は、中山由菜9歳誕生日おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったビットオブラックをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

5歳（2013年）

5月18日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

6月26日、中5週で迎えた16戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、猪名川特別（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

8月11日、中6週で迎えた17戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

9月27日、中6週で迎えた18戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイファーアミーガを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月11日、中1週で迎えた19戦目は、竜神特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったシベリアンロビンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた20戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一文字菊特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のグッドモーニングに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月22日、中3週で迎えた21戦目は、川霧賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルカリードを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

12月12日、中2週で迎えた22戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（3戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

6歳（2014年）

1月9日、中3週で迎えた23戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。