イヤサカ（2018年生、母スマーティコジーン）

イヤサカ（2018年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「弥栄。一層栄えること」。毛色は芦毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時9歳）と交配したスマーティコジーンが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。2021年のロジータ記念(牝S1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

7月23日、デビュー戦は阪野学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の日高山脈最高峰幌尻岳賞（門別ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた3戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のリボンちゃんとカンパイしよ賞（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は阪野学騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、スティールストームにハナ差交わされて2着となった。

9月15日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミックスベリーに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシャウトを3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月15日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったスティールストームに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で阪野学騎手（6戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のシェーンフォレストを半馬身振り切って2勝目を収める

3歳（2021年）

1月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着に入った。

1月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の青鵐特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の河原鶸特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笠野雄大騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイツハを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

3月15日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳戦のハートビートプリンセス（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笠野雄大騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳戦のミモザ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で笠野雄大騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で笠野雄大騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、スターマイン賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で笠野雄大騎手（7戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた17戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の馬い!?江戸前船橋飯塚海苔記念（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したカンバンムスメにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月4日、中3週で迎えた18戦目は、仲野光馬騎手を鞍上に迎えて、船橋Jockeys Festival 6th（船橋ダート2200m 小雨/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のサンチャップリンに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月14日、中0週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、牝馬限定3歳戦のルドベキア特別（川崎ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

11月10日、中7週で迎えた20戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月5日、中3週で迎えた21戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したナリノモンターニュに3/4馬身届かず2着となった。

4歳（2022年）

3月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの房総特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラスの安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた24戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの奥の細道特別（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

6月19日、中8週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、レインフロムヘヴンに交わされて1馬身差の2着となった。

7月17日、中3週で迎えた26戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの信夫山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

9月24日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラスの九十九里特別（中山芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた28戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

11月20日、中3週で迎えた29戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの南武特別（東京芝2400m 小雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に終わった。

12月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、3歳以上2勝クラスの尾張特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

5歳（2023年）

3月25日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた31戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの熊野特別（中京芝2200m 小雨/重）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラスの比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では閃光の如き末脚を発揮し、3着を確保した。

5月14日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上2勝クラスの白川特別（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上2勝クラスの三田特別（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハーツオブシャカに4馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

9月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

10月22日、中6週で迎えた36戦目は、牝馬限定オープンの新潟牝馬ステークス（新潟芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

6歳（2024年）

9月1日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、ハンデ戦でオープンのタイランドカップ（札幌芝2600m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小林凌大騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

10月20日、中6週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた38戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの新潟牝馬ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。