スーパークラウン（1986年生、母クレハスーパー）

スーパークラウン（1986年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコウストンズクラウン（当時12歳）と交配したクレハスーパーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着2回、地方2戦1勝。1989年の葵ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武平三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

2月26日、デビュー戦は武永祥騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1600m 晴/不良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

3月12日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武永祥騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のハルナザンに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月1日、中2週で迎えた3戦目は、4歳400万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武永祥騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武永祥騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオンワードクーパーをハナ差振り切って優勝

5月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で武永祥騎手（4戦2勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、勝ったオサイチジョージにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

6月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で武永祥騎手（5戦2勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月4日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武永祥騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で武永祥騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で武永祥騎手（8戦2勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

4歳（1990年）

6月3日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で武永祥騎手（9戦2勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したタケノフクリュウにハナ差届かず2着となった。

6月24日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で武永祥騎手（10戦2勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で武永祥騎手（11戦2勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5歳（1991年）

2月17日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で武永祥騎手（12戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタイソネットを半馬身振り切って休養明け初戦を制した。

10月6日、約7か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で武永祥騎手（13戦3勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

6歳（1992年）

3月15日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、川上明人騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート1900m 雨/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のリンデンルビーに3馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。

4月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川上明人騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。