サンレイクエスト（2006年生、母サンドコロネット）

サンレイクエスト（2006年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のコロナドズクエスト（当時11歳）と交配したサンドコロネットが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田猛。戦績は、中央平地6戦0勝、地方34戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の加佐岬特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、岡田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、岡田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弐によって1,102.5万円で落札された。

高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

5月16日、デビュー戦は難波剛健騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は536kg。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。15着に敗れた。

6月20日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

7月11日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（4戦0勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい17着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で難波剛健騎手（5戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

10月4日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B10（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のティアップキセキを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

10月18日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳B7（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月27日、連闘で迎えた9戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり4着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた10戦目は、スピカ特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクロスグランマに2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-5（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベニバナソングに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

12月8日、中1週で迎えた12戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフライトクラウンに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2010年）

4月11日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、巌門特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で青柳正義騎手（7戦4勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、トレジャーステージに3/4馬身交わされて2着となった。

4月25日、中1週で迎えた15戦目は、片野の鴨池特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で青柳正義騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブライティアアイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、加佐岬特別（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で青柳正義騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のニュースブレイクを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6月8日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた17戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のブライティアアイを半馬身振り切って6勝目を手にした。

6月27日、中2週で迎えた18戦目は、能登の自然公園碁石ヶ峰特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（10戦5勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、綾太子・昌子様ご成婚記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（11戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のスピンヒーローを半馬身振り切って断然人気に応えた。

7月18日、連闘で迎えた20戦目は、越のしらやま特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（12戦6勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（13戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったパワフルウッズにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（14戦6勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた23戦目は、加賀竿特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（15戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るビーミングアピールをアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

9月12日、中1週で迎えた24戦目は、荒スポブログカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた26戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のオウドウリーチをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月9日、中1週で迎えた28戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、輪島画仙紙特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた29戦目は、兼六園雪つり特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（4戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月19日、中1週で迎えた31戦目は、白山麓スキー場特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（5戦2勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた32戦目は、冬の兼六園特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は青柳正義騎手（16戦7勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた33戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、東日本大震災復興支援復興を応援します東松（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月17日、中3週で迎えた34戦目は、震災復興祈念兼六園ことじ灯籠特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた35戦目は、那谷寺特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は青柳正義騎手（17戦7勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた36戦目は、加賀藩家老加賀八家特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（18戦7勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

6月26日、中1週で迎えた37戦目は、氷室の朔日特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（19戦7勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた38戦目は、世界農業遺産「能登の里山里海」特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（20戦7勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

8月28日、中6週で迎えた39戦目は、ついたち結び特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（21戦7勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた40戦目は、マウンテンバイクin石川特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（22戦7勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。