トレンブラン（2018年生、母ラヴフェアリー）

トレンブラン（2018年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「揺れる(仏)。アンティークジュエリーのアイテム名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時8歳）と交配したラヴフェアリーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田牧場。主な勝ち鞍は2021年の花奏かのん3周年記念杯(A5)。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月16日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

11月28日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

3歳（2021年）

3月6日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた4戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

4月20日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた5戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイツーマナトに約11馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のヒスイ賞 B特選（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

5月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の花奏かのん3周年記念杯（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアイスムーンに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

6月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の金髪碧眼美少年Vライバー誕生日記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

7月6日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦2勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

7月20日、中1週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた10戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦の2021JBCまであと80日（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアイスムーン決め手に屈してアタマ差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で青柳正義騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた13戦目は、まぁさん心からお誕生日おめでとう生誕記念（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で青柳正義騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で青柳正義騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で青柳正義騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1四（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で青柳正義騎手（11戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1七（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で青柳正義騎手（12戦2勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1七（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で青柳正義騎手（13戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1八（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で青柳正義騎手（14戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

デビュー前

中川雅之厩舎（金沢）へ入厩。

12月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で青柳正義騎手（15戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、マイネルレイヨンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

3月28日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた23戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月5日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、一般C3七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は西啓太騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のピーチライヒに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月20日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月31日、中5週で迎えた26戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた27戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた28戦目は、C3一二（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は西啓太騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、最後はトラビエーソと並んで3着同着となった。

5歳（2023年）

1月24日、中3週で迎えた29戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月27日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、大木天翔騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のポルトフレイバーに3馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月21日、中3週で迎えた31戦目は、一般C3一二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大木天翔騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた32戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は西啓太騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月27日、中6週で迎えた33戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

7月11日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた34戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたウラカン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月1日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた35戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のリュウールドレに3馬身半の差をつけて優勝