ヒカルマティーニ（2005年生、母ソルティレージュ）

ヒカルマティーニ（2005年5月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋カクテル名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時13歳）と交配したソルティレージュが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方29戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上B2二。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

2月11日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

5月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナギサノハナを上がり0位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

5月18日、中1週で迎えた3戦目は、3歳B4（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセフティーミニヨンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るファーストビジューを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳B2（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカクメイセンシに約13馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

11月24日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、一般C3-5（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミススターリングに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月14日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビーミングアピールに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月28日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカゼノマイに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2009年）

4月5日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、セレブ範子バースデー記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉田晃浩騎手（7戦6勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホワイトチャームを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

4月20日、中1週で迎えた10戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、松原健之杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバリュアブルズに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月31日、中1週で迎えた12戦目は、よもぎ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（8戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

6月14日、中1週で迎えた13戦目は、しょうぶ特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた14戦目は、小川和夫☆退職記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（9戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた15戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（10戦6勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般B3-2（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（11戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

11月11日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のバンブーバファナを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

11月24日、中1週で迎えた18戦目は、スポニチなにわ賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

5歳（2010年）

1月14日、中4週で迎えた20戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月9日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2八九十（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2九十（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2五六（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2 C3（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田龍哉騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ワカコマシルバーにハナ差交わされて2着となった。

8月27日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2五六（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で沢田龍哉騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で沢田龍哉騎手（7戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1 C2（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で沢田龍哉騎手（8戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で沢田龍哉騎手（9戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。