キャリイアウト（1989年生、母ポトマックチェリー）
Carry Out
1989.05.03
キャリイアウト（1989年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時11歳）と交配したポトマックチェリーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）明和牧場。戦績は、中央平地18戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は1993年の津軽海峡特別(900万下)。
プロフィール
基本情報
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
近親馬
※活躍馬のみ。産駒
7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Flares＝Omaha | 7×6 | 2.34% |
| き | Sir Gallahad＝Bull Dog | 7×6*6 | 3.9% |
| 牡 | Northern Dancer | 4×3 | 18.75% |
| 牡 | Nasrullah | 5×4 | 9.37% |
| 牡 | Nearco | 6*6×5*5 | 9.37% |
| 牡 | Gainsborough | 6×6*7 | 3.9% |
| 牡 | Blenheim | 7×6*7 | 3.12% |
| 牡 | Blandford | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Athanasius | 6*7 | 2.34% |
| 牡S | Blue Larkspur | 7*7 | 1.56% |
| 牡S | Grand Parade | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | Tracery | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | Swynford | 7*7 | 1.56% |
| 牝 | Lady Angela | 6×4*5 | 10.93% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ニジンスキー系
- ファミリーナンバー
- 7-c
レース成績
経歴
デビュー前
高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（1991年）
11月3日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。
11月17日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。
11月30日、中1週で迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。
3歳（1992年）
4月26日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、タイフランセにハナ差交わされて2着に甘んじた。
5月9日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 外回り 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナカトップオーに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。
5月24日、中1週で迎えた6戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、メゾンブランシュにアタマ差交わされて2着に甘んじた。
6月20日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、カルメンシータに半馬身交わされて2着に敗北した。
7月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下のローズマリー賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のベンチャーキングに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。
11月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。
12月19日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、3着に入った。
4歳（1993年）
1月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（中山芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったダンノーブルにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。
1月30日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。
2月13日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたイヨスイセイ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。
3月14日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、シャクヤクに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。
4月4日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田政人騎手（6戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のヤングオトヒメに3馬身半の差をつけて断然人気に応えた。
6月12日、中9週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。
6月26日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、4着に終わった。
8月22日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のタイキソルジャーに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。