ブルーアラオ（2003年生、母フェアグレース）

ブルーアラオ（2003年5月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋荒尾」。毛色は栗毛。種牡馬のビッグサンデー（当時9歳）と交配したフェアグレースが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は市正牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方30戦15勝2着6回。2005年の九州ジュニアグランプリ(地方重賞)に勝利した他、2006年の荒尾レディース特別(牝)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市正牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、市正牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、熊本県馬主会によって105万円で落札された。

田中隆仁厩舎（荒尾）へ入厩。

2歳（2005年）

6月1日、デビュー戦は吉田隆二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のストロングホース（荒尾ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のデコトラに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月13日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（荒尾ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のケイウンヘイローに5馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

8月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（2戦2勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

9月18日、中5週で迎えた4戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（3戦2勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンの銀杏賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のクロカゲバクシンに5馬身の差をつけて3勝目を手にした。

10月26日、中2週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアグランプリ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隆二騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のケイウンヘイローに2馬身半の差をつけて制した。

11月23日、中3週で迎えた7戦目は、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で吉田隆二騎手（6戦4勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

3歳（2006年）

3月15日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの荒尾レディース特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のルンバプランタンに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月9日、中3週で迎えた9戦目は、3歳オープンのスイートピー賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のナガノコバンに3/4馬身の差をつけて6勝目を手にした。

5月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の荒尾ダービー（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月20日、中6週で迎えた11戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の小岱山賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイウンヘイローから7馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中7週で迎えた12戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（7戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のラフィーナに2馬身半の差をつけて7勝目を手にした。

9月13日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシアワセイッパイに4馬身の差をつけて8勝目を収める

10月25日、中5週で迎えた14戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシアワセイッパイをクビ差制して9勝目を収める

11月15日、中2週で迎えた15戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、全日本レディース招待天草パールセンター杯（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。12着に敗れた。

4歳（2007年）

2月13日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、久住山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムタマガッタをハナ差制して勝利を手に入れた。

3月6日、中2週で迎えた17戦目は、龍ケ岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のサウンドクライマーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月18日、中5週で迎えた18戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったナガノコバンから4馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中4週で迎えた19戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（6戦4勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったナガノコバンから3/4馬身差の2着となった。

6月6日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（7戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックベナードからクビ差の2着に甘んじた。

7月4日、中3週で迎えた21戦目は、不知火賞（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で尾林幸彦騎手（8戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったハッピードラゴンからハナ差の2着に甘んじた。

7月31日、中3週で迎えた22戦目は、多良岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾林幸彦騎手（9戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のウィンブローに7馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

8月18日、中2週で迎えた23戦目は、桜島特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾林幸彦騎手（10戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムハエドーからアタマ差の2着に甘んじた。

9月22日、中4週で迎えた24戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で尾林幸彦騎手（11戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のホーマンパキラに約12馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

10月24日、中4週で迎えた25戦目は、八郎ふるさとハイク特設（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で尾林幸彦騎手（12戦6勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のナンゴクリキオウに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月22日、中7週で迎えた26戦目は、クリスマスローズ特設（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で尾林幸彦騎手（13戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のナンゴクリキオウに1馬身半の差をつけて勝利数を15に伸ばす

5歳（2008年）

1月1日、中0週で迎えた27戦目は、不知火賞（荒尾ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で尾林幸彦騎手（14戦8勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に沈んだ。

1月23日、中2週で迎えた28戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、2008M&Kジョッキーズカップ第4戦I（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

3月8日、中5週で迎えた29戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、すみれ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

4月13日、中4週で迎えた30戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、マーガレット特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた31戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、スイートピー特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川野幸治騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。