トビカゲヨシツネ（2004年生、母ミソノクイン）

トビカゲヨシツネ（2004年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「飛び影＋義経」。毛色は芦毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時11歳）と交配したミソノクインが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は聖心台牧場（有）。戦績は、中央平地2戦0勝、地方33戦2勝2着8回。主な勝ち鞍は2006年のルーキーチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、聖心台牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

7月6日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルータブーから5馬身差の2着となった。

7月11日、連闘で迎えた2戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のイクサイトメントに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのアグネスデジタル賞（旭川ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

3歳（2007年）

4月18日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳オープンのJA門別美味ネギ君特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳オープンのJA富川ルシナ特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた6戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアルキバ特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったヴイグランプリから2馬身差の2着となった。

6月6日、中1週で迎えた7戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェルカド特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドハンターに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

6月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンのジェイエス「フューチュリティ」特別（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

9月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、オメガ特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシセイキラメキからアタマ差の2着に甘んじた。

9月19日、中1週で迎えた12戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、スウェプトオーヴァーボード賞（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイレディーキセキからアタマ差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた13戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、タヤスツヨシ賞（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマトロードから2馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、日高町商工会特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月20日、中4週で迎えた15戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトミケンワイズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、3歳戦の橘特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたブチカマシ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月21日、中1週で迎えた17戦目は、ホワイトクリスマス賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

4歳（2008年）

1月22日、中4週で迎えた18戦目は、一般C2六（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

3月18日、中4週で迎えた20戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタケショウをハナ差捉え切れず2着となった。

4月20日、中4週で迎えた21戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

11月27日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた23戦目は、深谷特選黒毛和牛賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2七アイ（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は森下博騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

5歳（2009年）

1月15日、中4週で迎えた25戦目は、一般C3四（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた26戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は森下博騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた28戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた29戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた30戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた31戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

6月19日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

10月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた33戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、一般C3五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた34戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（7戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた35戦目は、一般C3六七（浦和ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（8戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。