ブラウンワイルド（2008年生、母ブラウンシャイン）

ブラウンワイルド（2008年6月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時14歳）と交配したブラウンシャインが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は田鎖牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。2010年の小倉2歳ステークス(G3)に勝利した他、2010年のフェニックス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月17日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキミニアエタキセキに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月14日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、逃げるシゲルキョクチョウを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月5日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線に入ると、前で粘るシゲルキョクチョウを目の覚めるような末脚でハナ差だけ差し切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

11月13日、中9週で迎えた4戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦2勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

3歳（2011年）

2月19日、中8週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

10月8日、約7か月半の休み明けで迎えた7戦目は、オパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（5戦2勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、信越ステークス（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた10戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（6戦2勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの2011アンコールステークス（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

4歳（2012年）

7月15日、約7か月の休養明けで迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

8月25日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に終わった。