クリノアンカーマン（2017年生、母キーオブライフ）

クリノアンカーマン（2017年3月21日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+メーンキャスター」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したキーオブライフが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似渡辺牧場。主な勝ち鞍は2019年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月16日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のインテレットに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月12日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1400m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3歳（2020年）

1月19日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの白梅賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

2月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのあざみ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は森裕太朗騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

11月7日、約8か月半の休養明けで迎えた6戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

11月25日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は森裕太朗騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

4歳（2021年）

4月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた8戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの平ヶ岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた9戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

10月9日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月17日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラスの稲光特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2022年）

12月10日、約13か月半の休養明けで迎えた14戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見せ場を作れず17着に終わった。

6歳（2023年）

1月8日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

2023年2月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3月1日、中3週で迎えた17戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブレイヴルーラーに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた18戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月22日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったシエルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月16日、中3週で迎えた20戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3 15（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた21戦目は、サカワサイシン特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったアジアンライナーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月14日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は西森将司騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた23戦目は、一般C2十一（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクワトロサンに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月3日、中1週で迎えた24戦目は、白山夏山開き賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のベロアに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月16日、中1週で迎えた25戦目は、野々市じょんがらまつり特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のブタンタンを3/4馬身振り切って4勝目を収める

8月1日、中1週で迎えた26戦目は、奥能登地震被災地復興支援杯20（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノーブルアトラスを3/4馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

9月16日、中6週で迎えた27戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ロダルキラーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月8日、中2週で迎えた28戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレットイットゴーを半馬身差し切って断然の支持に応えた。

10月29日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のアシャカデュランを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。

11月11日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた31戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のエイシンピューターを半馬身振り切って優勝

12月10日、中1週で迎えた32戦目は、おひつじ座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた33戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、ケフェウス座特選（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7歳（2024年）

1月13日、中2週で迎えた34戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた35戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬杯貯まる使えるポイント還元賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた36戦目は、ダービースタリオンⅢ賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

4月15日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた37戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、金沢競馬開幕!楽天競馬で楽しもう特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。