カリビアンクルーズ（2008年生、母レスティヴコマンダ）

カリビアンクルーズ（2008年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「カリブ海の船旅」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時16歳）と交配したレスティヴコマンダが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はつつみ牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方25戦5勝2着10回。主な勝ち鞍は2013年のエキサイティングナイト賞(一般B1二 B2二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、つつみ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、山上和良によって336万円で落札された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

2月6日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4月3日、中7週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

4月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

12月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月16日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、朧月特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1七 C2三（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したサトコンワールドを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

6月6日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったボスイモンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月27日、中2週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1七 C2四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のリビングレジェンドに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月30日、中2週で迎えた15戦目は、足立ビューティフルウィンドウズ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、フジノフェアリーに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月31日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、新宿区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた17戦目は、こうま座特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた18戦目は、港区特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したクリックを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中2週で迎えた19戦目は、オパール賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったビッグガリバーを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月11日、中2週で迎えた20戦目は、トパーズ賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったオメガローズマリーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた21戦目は、アルデバラン賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のドラゴンマッハに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

12月27日、中3週で迎えた22戦目は、ラピスラズリ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマルタシュンプウに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5歳（2013年）

1月23日、中3週で迎えた23戦目は、春駒賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で的場文男騎手（10戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた24戦目は、早春賞（大井ダート1600m 内回り雪/重）に出走。鞍上は12戦連続で的場文男騎手（11戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったシンゼンレインボーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月4日、中1週で迎えた25戦目は、上山新場外開設記念（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で的場文男騎手（12戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイキナヤツに3馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

3月26日、中2週で迎えた26戦目は、コーラル賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で的場文男騎手（13戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のショウナンタスクに2馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

4月24日、中3週で迎えた27戦目は、アルクツールス賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で的場文男騎手（14戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた28戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で的場文男騎手（15戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のゴールドメダルをクビ差振り切って5勝目を手に入れた。

6月27日、中5週で迎えた29戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で的場文男騎手（16戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたセンノデバギヤ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月11日、中1週で迎えた30戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で的場文男騎手（17戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた31戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で的場文男騎手（18戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったゴールドメダルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月30日、中3週で迎えた32戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で的場文男騎手（19戦5勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。