ミエノサンキュー（2012年生、母ファインセイコー）

ミエノサンキュー（2012年3月8日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ありがとう」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したファインセイコーが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。主な勝ち鞍は2017年のはてなの茶碗賞(一般C2三四)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桜井牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、里見美惠子によって3,885万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月12日、デビュー戦はM.エスポジート騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でM.エスポジート騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず17着に敗れた。

12月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

3歳（2015年）

3月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の負けん気を発揮して諦めることなく走り切り、4着を確保した。

3月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

5月31日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

8月8日、中9週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

12月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したハクシンナデシコにハナ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2016年）

1月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた10戦目は、一般C3三四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

2月26日、中1週で迎えた11戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

8月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、一般C3八九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、伸びてきたクリノメンタンピン決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したヴェラクルスにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月21日、中4週で迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたマイネウェリナ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月14日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したヤハタマルを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2十五十六十七（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったマックスゴーゴーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（2017年）

3月23日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（6戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメイショウエジソンをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月28日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（7戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るグレースブーケを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月15日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るホワイトダンサーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月2日、中1週で迎えた21戦目は、はてなの茶碗賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（10戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のウエノマルシスターに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月3日、中4週で迎えた22戦目は、マルチカムパドックビジョン賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（11戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したスイートザザにハナ差届かず2着に甘んじた。

6歳（2018年）

3月6日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（12戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したキングハリケーンを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で笹川翼騎手（13戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2三四五（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で笹川翼騎手（14戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したハイブログに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で笹川翼騎手（15戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で笹川翼騎手（16戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したマドモアゼルサキを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月5日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2一二（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で笹川翼騎手（17戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月3日、約6か月の休み明けで迎えた29戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で笹川翼騎手（18戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた30戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、うまたせ!&コバトングリーティング賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

7歳（2019年）

1月25日、中3週で迎えた31戦目は、一般C3一二三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

3月8日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（19戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のクリノチクバオーに3馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

4月12日、中4週で迎えた33戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（20戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクリノチクバオーを半馬身振り切って制した。

5月23日、中5週で迎えた34戦目は、一般C2八九十（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（21戦6勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた35戦目は、平成の帝王たちは強かった賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（22戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のカナデルスターに2馬身の差をつけて7勝目をマークした。

7月28日、中4週で迎えた36戦目は、大井のSPAT4プレミアムポイント賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（23戦7勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（24戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

9月20日、中5週で迎えた38戦目は、一般C2一二三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（25戦7勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。