スイートザザ（2011年生、母スイートケンメア）

スイートザザ（2011年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋フランス人女性名より」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時14歳）と交配したスイートケンメアが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、地方19戦13勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年のマルチカムパドックビジョン賞(一般C1八九)。

経歴

デビュー前

石井勝男厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2014年）

5月9日、デビュー戦は本橋孝太騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーアピクシーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2015年）

12月7日、約19か月の休み明けで迎えた2戦目は、一般C3三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のハルゲシキに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月30日、中2週で迎えた3戦目は、一般C3三四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のソリッドゴールドに1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

5歳（2016年）

1月20日、中2週で迎えた4戦目は、県ブランド認定船橋スズキカップ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るピースロードを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3月9日、中6週で迎えた5戦目は、一般C3六七（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバギーに2馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

3月23日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C3（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（5戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のセイウンアネゴに1馬身半の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

4月15日、中2週で迎えた7戦目は、馬に乗って春を満喫!!クレイン千葉杯（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったアキトプラズマに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中2週で迎えた8戦目は、だいこん賞（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で本橋孝太騎手（7戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のスピードリバイバルに3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6歳（2017年）

2月17日、約9か月半の休養明けで迎えた9戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で本橋孝太騎手（8戦7勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

3月24日、中4週で迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のワインフレイバーをクビ差振り切って断然人気に応えた。

4月21日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るミュゲモンレーヴを豪脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月23日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴルジに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月31日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワイエストップランに9馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月6日、中4週で迎えた14戦目は、瑞光賞（大井ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のスウェプトジョーイに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月3日、中3週で迎えた15戦目は、マルチカムパドックビジョン賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の気力で渋太く粘り続けて、最後は2着のミエノサンキューをハナ差振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

7歳（2018年）

3月27日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、花摘み賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（4戦4勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた17戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで懸命に走り抜いたが、勝ったホウオウサファイアを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、一般C2一二（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田凌騎手（2戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた19戦目は、昭和ただいま横丁賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。