エイティスパシーバ（2007年生、母ハドリセンプー）

エイティスパシーバ（2007年1月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ありがとう（ロシア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時7歳）と交配したハドリセンプーが20歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）中本牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方23戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

恵多谷豊厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

6月17日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた2戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた4戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたダイメイジュエリー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月26日、中1週で迎えた5戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、パーカッショニストに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のモエレベオウルフに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、2歳オープンのヤングチャレンジカップ2（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

3歳（2010年）

2月14日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

5月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

7月31日、中9週で迎えた14戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

9月11日、中5週で迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

10月11日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメイクソリッドに4馬身の差をつけて制した。

10月24日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアフターソングに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月31日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダフィーフェントンに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月27日、中3週で迎えた19戦目は、長崎街道牛津宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のゴールドレインボーに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月19日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

4歳（2011年）

1月5日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオリオンザウィンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

1月30日、中3週で迎えた22戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、ガーネット特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた23戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、マーチ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた24戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい最後はサクラデイブレイクと並んで6着同着となった。

4月17日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシゲルヤリガタケに1馬身の差をつけて制した。

5月29日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

6月18日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた27戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7月24日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた28戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた29戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、サードニックス特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた30戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた31戦目は、サファイア特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。