フェスティヴタロー（2009年生、母アドマイヤゴールド）

フェスティヴタロー（2009年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋馬主名より」。毛色は栗毛。種牡馬のローエングリン（当時10歳）と交配したアドマイヤゴールドが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は小倉光博。戦績は、中央平地28戦5勝2着6回。2015年のモンゴル大統領賞(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小倉光博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、臼井義太郎によって325.5万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月2日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のマイネルスパイスを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月27日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3歳（2012年）

1月28日、中8週で迎えた4戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のピタゴラスコンマをハナ差振り切って2勝目を手にした。

4月7日、中5週で迎えた6戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

5月20日、中5週で迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

8月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1500m 小雨/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

9月8日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（7戦2勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

12月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（9戦2勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホーカーテンペストに3/4馬身交わされて2着となった。

4歳（2013年）

1月20日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（10戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したケイアイエレガントを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（11戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したリンゴットにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月24日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（12戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で田中勝春騎手（13戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のラスヴェンチュラスを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。

10月13日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中勝春騎手（14戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、スピルバーグに交わされて2馬身差の2着となった。

11月2日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中勝春騎手（15戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のガッツで渋太く粘り続けて、最後は2着のサイモンラムセスを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

12月8日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の美浦ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中勝春騎手（16戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを5馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、レッドレイヴンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2014年）

1月19日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田中勝春騎手（17戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のバッドボーイに1馬身1/4の差をつけて5勝目を獲得した。

5月24日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で田中勝春騎手（18戦5勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた21戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で田中勝春騎手（19戦5勝）。17頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

12月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で田中勝春騎手（20戦5勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

6歳（2015年）

1月17日、中3週で迎えた23戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で田中勝春騎手（21戦5勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた24戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

3月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

5月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンのモンゴル大統領賞（東京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（22戦5勝）。17頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、サトノアラジンに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

6月14日、中2週で迎えた27戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（23戦5勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて7着に終わった。

7歳（2016年）

5月1日、約10か月半の休み明けで迎えた28戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。