レギュラーメンバー（1997年生、母シスターソノ）

レギュラーメンバー（1997年6月16日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時7歳）と交配したシスターソノが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回、地方7戦3勝2着1回、海外1戦0勝。2001年のJBCクラシック(G1)に勝利した他、2001年の川崎記念(G1)を制するなど、G1級競走3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

2月5日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラジョーネに約16馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

2月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタウンズマンに7馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4月30日、中4週で迎えた5戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のメイデンマサムネに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月30日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた9戦目は、エニフステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、エイキューガッツに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミツアキサイレンスに約12馬身の大差をつけてG1初挑戦初制覇を成し遂げた。

11月25日、中2週で迎えた11戦目は、G1のジャパンカップダート（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（8戦3勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた12戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（9戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったファストフレンドにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2001年）

1月26日、中3週で迎えた13戦目は、G1の川崎記念（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（10戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のファストフレンドに半馬身の差をつけて2つ目のG1タイトルを掴み取った。

3月24日、G1のドバイワールドカップ（アラブ首長国連邦・ナド・アル・シバダート2000m）に出走。鞍上は8戦連続で松永幹夫騎手（11戦4勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月28日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、マリーンステークス（函館ダート1700m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で松永幹夫騎手（12戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた16戦目は、G2のブリーダーズゴールドカップ（旭川ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松永幹夫騎手（13戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、G1のJBCクラシック（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で松永幹夫騎手（14戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のマキバスナイパーをクビ差振り切って3つ目のG1タイトルを獲得した。

11月24日、中2週で迎えた18戦目は、G1のジャパンカップダート（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で松永幹夫騎手（15戦5勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

6歳（2003年）

1月26日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で松永幹夫騎手（16戦5勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月23日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた20戦目は、G1のフェブラリーステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で松永幹夫騎手（17戦5勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

3月30日、中4週で迎えた21戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に59.5kgの斤量を背負って出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた22戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

6月12日、中7週で迎えた23戦目は、G3の北海道スプリントカップ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は松永幹夫騎手（18戦5勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月22日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンの大沼ステークス（函館ダート1700m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（19戦5勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。