トランスフォーマー（1996年生、母ユアーグレース）

トランスフォーマー（1996年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時8歳）と交配したユアーグレースが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方24戦4勝2着1回。2001年の日高門別川特別(一般)で2着に入った他、2001年の駒丘特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

5月9日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るロードバーブを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

6月19日、中5週で迎えた2戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

7月10日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、4歳以上500万下の北洋特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

4歳（2000年）

1月29日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月12日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月10日、約10か月の休み明けで迎えた6戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

5歳（2001年）

1月7日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた8戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた9戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1600m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は梶晃啓騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

3月24日、連闘で迎えた12戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5月10日、中6週で迎えた13戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、幌平橋特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた14戦目は、丘珠特別（札幌(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のホッカイタフターンに3/4馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

6月12日、中2週で迎えた15戦目は、北海道生搾り特別（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた16戦目は、ムーンライト特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた17戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、ドウベー特別（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた18戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、アルファルド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。5着を確保した。

8月22日、中1週で迎えた19戦目は、アリオト特別（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた20戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、愛別きのこ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のオースミハードに1馬身の差をつけて制した。

9月19日、中1週で迎えた21戦目は、アンタレス特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた22戦目は、新冠レ・コード館特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマサノチャーミングに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月1日、中3週で迎えた23戦目は、日高門別川特別（門別ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルカダンガンから4馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中1週で迎えた24戦目は、沼の端特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた25戦目は、駒丘特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2002年）

4月11日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、勇払特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた27戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂下秀樹騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた28戦目は、ステイゴールド賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂下秀樹騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた29戦目は、星野純一騎手を鞍上に迎えて、胆振軽種馬農業協同組合特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた30戦目は、星置川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた31戦目は、ムーンライト特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のスズビッグスターをハナ差制して先頭ゴールを果たした。

7月24日、中2週で迎えた32戦目は、アルタイル特別（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた33戦目は、スターマイン特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた34戦目は、さるふつホタテ特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月3日、中5週で迎えた35戦目は、門別厚別川特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は星野純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた36戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、芽室メークイン特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に終わった。