アイアムオパール（2015年生、母アイアムネオ）

アイアムオパール（2015年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石名」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時15歳）と交配したアイアムネオが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。主な勝ち鞍は2019年の復興祈念夢あふれる未来へ(一般B1一)。

経歴

デビュー前

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

3月11日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

6月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

9月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

10月13日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のメスカルを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月20日、連闘で迎えた6戦目は、キリン本麒麟賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったナイトメアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアマガケに4馬身の差をつけて制した。

12月2日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2019年）

3月31日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワイエムテイラーを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を挙げた。

4月22日、連闘で迎えた13戦目は、コデマリ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したエイシンアトラスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5月3日、中1週で迎えた14戦目は、シュラブローズ賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエールブランに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月28日、中3週で迎えた15戦目は、リバースター賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したアドマイヤテンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

6月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（10戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンセレニティを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月24日、中1週で迎えた17戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、ジューンカップ（水沢ダート2000m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた18戦目は、奥中山高原賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマショウプリンスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

8月19日、中5週で迎えた19戦目は、阿原山高原賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（11戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンエイプリンスに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月7日、中2週で迎えた20戦目は、秋風特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（12戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた21戦目は、復興祈念夢あふれる未来へ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（13戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヴェリイブライトを3/4馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。