トーセンスピネル（2015年生、母カネトシコンサイス）

トーセンスピネル（2015年3月4日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋尖晶石」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンホマレボシ（当時6歳）と交配したカネトシコンサイスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。主な勝ち鞍は2018年の小瀬特別。

経歴

デビュー前

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

6月3日、デビュー戦は菅原隆一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月23日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原隆一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月20日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた4戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の乙女座賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

11月10日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、2歳戦のおにぎり大好き!嘉戸三十路記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクロマメに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のレディーブラントを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

12月6日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦の冬の花賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、スミセイアモーレに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月30日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3歳（2018年）

1月25日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったバジガクアリアにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず3着に敗れた。

2月27日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の桜月特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（7戦2勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったビップレイジングに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の花梨特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、最後はスミセイアモーレと並んで3着同着となった。

4月25日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のしゃくなげ特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の小瀬特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマーメイドモアナをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

5月30日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の鵜飼特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（11戦3勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のあじさい特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（12戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた18戦目は、3歳戦の山開き特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（13戦3勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦のめいほう高原特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（14戦3勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた20戦目は、3歳戦の岐阜美少女図鑑カップしろゆり賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は水野翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい5着に終わった。

9月5日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた21戦目は、3歳戦の新涼特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（15戦3勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた22戦目は、3歳戦の仲秋特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（16戦3勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた23戦目は、3歳戦の竜神特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（17戦3勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた24戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の肥後菊特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた25戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、小雪賞（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた26戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマオイチに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月9日、連闘で迎えた27戦目は、柚子賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカシノソルジャーに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4歳（2019年）

1月6日、中3週で迎えた28戦目は、千両賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた29戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサスナーシルニーに1馬身1/4の差をつけて6勝目を獲得した。

2月10日、中2週で迎えた30戦目は、長崎街道嬉野宿特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた31戦目は、アメジスト特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた32戦目は、長崎街道松原宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

8月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、4歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

8月18日、中1週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた34戦目は、4歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月1日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた35戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月14日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（8戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したリネンゴールを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中3週で迎えた37戦目は、孟冬賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた38戦目は、楓葉賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた39戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ひむかのくろうま賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月17日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた40戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。