キーアシスト（2011年生、母バブルガムパレス）

キーアシスト（2011年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋補助する」。毛色は鹿毛。種牡馬のエアジハード（当時16歳）と交配したバブルガムパレスが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は高瀬敦。2014年の東海菊花賞(地方重賞)に勝利した他、2014年の岐阜金賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

1月19日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月2日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月27日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鈴蘭賞（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったピースマークに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月3日、中4週で迎えた9戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のめじろ特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のパラプリュイに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したノゾミダイヤにハナ差届かず2着となった。

11月3日、中2週で迎えた11戦目は、しずおかモクセイ特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールデンコマンドを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月21日、中2週で迎えた12戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハリマノワタリドリに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2015年）

1月5日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたフォントルロイ決め手に屈してクビ差の2着となった。

1月31日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のステージジャンプに1馬身3/4の差をつけて4勝目を挙げた。

2月15日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったレッドグランザに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

6月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ディアブルーダーに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月12日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったヒルノデンハーグに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月18日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（10戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5歳（2016年）

3月9日、約8か月の休養明けで迎えた22戦目は、春蘭特別（笠松ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーホウスマートを鬼脚でクビ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

7月17日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の渡島特別（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

8月27日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた25戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

10月2日、中4週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（11戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

6歳（2017年）

8月6日、約9か月半の休み明けで迎えた28戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

7歳（2018年）

4月21日、約8か月半の休み明けで迎えた29戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

7月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のインディアトロフィー（中京ダート1900m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

8月15日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、SPAT4プレミアムポイント賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったクイントゥープルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月27日、中5週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた32戦目は、3歳以上A2（園田ダート1870m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた33戦目は、南あわじ市ゆめるん特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサハラファイターにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中6週で迎えた34戦目は、地方重賞のマイル争覇（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

8歳（2019年）

1月4日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた35戦目は、ちっちゃいおっさん大笑点（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったメイショウオオゼキに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

1月22日、中2週で迎えた36戦目は、宝塚特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。