コアレスコマンド（1998年生、母イーストリバティ）

コアレスコマンド（1998年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時8歳）と交配したイーストリバティが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はコアレススタッド。戦績は、地方20戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の’02船橋ジョッキーズグランプリ(一般C2)。

経歴

デビュー前

井手正則厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2001年）

10月15日、デビュー戦は佐藤隆騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。馬体重は481kg。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月23日、中5週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のホクトロレンスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4歳（2002年）

1月3日、中5週で迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミシルドリームをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

3月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた5戦目は、一般C3二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月13日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のパワースペクターをハナ差振り切って3勝目を挙げた。

6月27日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2六イ（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、サルーに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月6日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、湯浅淳一騎手を鞍上に迎えて、’02船橋ジョッキーズグランプリ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のホーカーズダンサーを3/4馬身振り切って久々の実戦を物にした。

5歳（2003年）

1月24日、中6週で迎えた10戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2六ア（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のイシノバーディに1馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

2月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2三ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、伸びてきたティエッチライズ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月21日、中5週で迎えた12戦目は、一般C2二ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたトップハリケーン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4月9日、中2週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、清明特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサテライトマキをハナ差振り切って6勝目を手に入れた。

4月30日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1六（大井ダート1390m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイットービコーを半馬身差し切って勝利を手に入れた。

6月11日、中2週で迎えた16戦目は、南風特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた17戦目は、ファビィステッキ特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（9戦4勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダイタクリムジンに交わされて3馬身差の2着となった。

7月14日、中1週で迎えた18戦目は、ジュライ特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた19戦目は、御宿特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（11戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6歳（2004年）

11月16日、約15か月半の休み明けで迎えた20戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤隆騎手（12戦4勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。