ダンシングターナー（1995年生、母オニバープランス）

ダンシングターナー（1995年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時12歳）と交配したオニバープランスが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）磯野牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着6回、中央障害7戦2勝2着1回、地方1戦0勝。2001年の阪神スプリングジャンプ(JG2)に勝利した他、2001年の中山グランドジャンプ(JG1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

4月26日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は512kg。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた4戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のミナミノアトムを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月28日、約6か月の休み明けで迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

4歳（1999年）

1月7日、中2週で迎えた7戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタA賞（中京(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクリールサクセスにクビ差届かず2着となった。

2月21日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオーミマツカゼに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

4月11日、中6週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の中京日経賞（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は山田泰誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったメイショウガンマンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4月24日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の金北山特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武幸四郎騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた13戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の白川特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアグネスクリッパーに半馬身届かず2着となった。

7月17日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったビバフランスに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月19日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたナイスファッション決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月26日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5歳（2000年）

4月9日、約6か月半の休み明けで迎えた22戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったハイファッションに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月10日、中6週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の奥尻特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の大森浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイジェントルマンをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

7月2日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（11戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の日高特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（12戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHBC杯（札幌芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で山田泰誠騎手（13戦2勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

12月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた29戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2001年）

1月21日、中4週で迎えた30戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた31戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムパワフルに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月24日、中2週で迎えた32戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた33戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。最後は、2着のランドパワーに6馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

4月14日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた34戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた35戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったロングランニングから1馬身半差の2着に敗北した。