ジルグリッター（2005年生、母インザジャングル）

ジルグリッター（2005年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスリリングサンデー（当時9歳）と交配したインザジャングルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は乾皆雄。戦績は、地方26戦6勝2着4回。2008年の戸塚記念(S3)に勝利した他、2008年の黒潮盃(S2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、乾皆雄から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイアイファームによって1,627.5万円で落札された。

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2007年）

9月28日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るタイヨウガデテキタを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月26日、中7週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のペンズクンに2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

12月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のポインセチア特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったオーラガイアを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3歳（2008年）

1月23日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のフレッシュドリーム賞（浦和ダート1600m 雪/重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月2日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の竹筍特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた6戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のびわ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカネマサロチエをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた9戦目は、ほうき星賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月21日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、海ほたる特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリュウノキングダムを半馬身振り切って4勝目を奪取した。

8月13日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた11戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたギャンブルオンミー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月10日、中3週で迎えた12戦目は、3歳S3の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボストンフラッグに8馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

10月16日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のリワードアルビオンをアタマ差振り切って優勝

12月3日、中6週で迎えた14戦目は、’08勝島賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で張田京騎手（9戦4勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブルーホークに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4歳（2009年）

1月3日、中3週で迎えた15戦目は、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で張田京騎手（10戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月12日、中9週で迎えた16戦目は、夢見月特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で張田京騎手（11戦4勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で張田京騎手（12戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したロングウェーブを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6歳（2011年）

6月2日、約26か月の休み明けで迎えた18戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の水無月特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の短夜特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

9月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、ハンデ戦の長月特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた21戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のふじのくに爽秋特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

12月8日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦のアクアライン特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の春待月特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

7歳（2012年）

1月2日、中1週で迎えた24戦目は、初富士賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のフェブラリー特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の如月特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で見沢譲治騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。