ファストヒリュウ（1990年生、母ベストパフオーマー）

ファストヒリュウ（1990年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のサチエノヒリユウ（当時12歳）と交配したベストパフオーマーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は平山牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方27戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は1994年のアラブ王冠賞(A1 A2)。

経歴

デビュー前

田中耕太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

9月13日、デビュー戦は久保田英敬騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた3戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

3歳（1993年）

8月4日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、小野望騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般D（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルタカラに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月12日、連闘で迎えた5戦目は、アラ系一般D（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小野望騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月26日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系一般D（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野望騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系一般D（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野望騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後はボンバーフラッシュと並んで2着同着となった。

9月16日、中0週で迎えた8戦目は、アラ系一般D（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野望騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のテンマファイターに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

9月23日、連闘で迎えた9戦目は、アラ系一般C D（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野望騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラマンゲツオーから2馬身半差の2着となった。

10月5日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系一般D（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小野望騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のテンマファイターに半馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

10月20日、中1週で迎えた11戦目は、金木犀特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小野望騎手（7戦3勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月22日、中4週で迎えた12戦目は、三小田幸人騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のリフレクションに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月11日、中2週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三小田幸人騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三小田幸人騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったタケシバセブンから2馬身差の2着に敗北した。

4歳（1994年）

1月4日、中1週で迎えた15戦目は、古川哲也騎手を鞍上に迎えて、アラ系5歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエゾフジヒメに3馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

1月15日、中1週で迎えた16戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川哲也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のタケシバセブンに約13馬身の大差をつけて6勝目を収める

2月11日、中3週で迎えた17戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川哲也騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のミマツダイオーに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月13日、中3週で迎えた18戦目は、アラ系5歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で古川哲也騎手（3戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタケシバセブンに半馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月17日、中4週で迎えた19戦目は、アラ系5歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で古川哲也騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリンガリトからクビ差の2着に甘んじた。

5月1日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた20戦目は、アラブ王冠賞（佐賀ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は三小田幸人騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のラックダグラスに4馬身の差をつけて制した。

5月29日、中3週で迎えた21戦目は、不知火賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三小田幸人騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた22戦目は、不知火賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は古川哲也騎手（5戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（1995年）

1月3日、約6か月半の休み明けで迎えた23戦目は、不知火賞（佐賀ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は三小田幸人騎手（5戦2勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。11着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた24戦目は、吉原正和騎手を鞍上に迎えて、不知火賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた25戦目は、不知火賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は古川哲也騎手（6戦4勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた26戦目は、アラ系5歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は三小田幸人騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系5歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三小田幸人騎手（7戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた28戦目は、アラ系5歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は古川哲也騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサヒカイザーから3馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中4週で迎えた29戦目は、アラ系5歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川哲也騎手（8戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた30戦目は、不知火賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で古川哲也騎手（9戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。