ジェラテリア（2009年生、母ベベコリエンド）

ジェラテリア（2009年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「アイスクリーム屋（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時17歳）と交配したベベコリエンドが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）石川牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方18戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年のいつもあんやと才田売店杯(一般B4-2)。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

5月13日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

9月30日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

12月2日、中8週で迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4-7（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモジールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月16日、中1週で迎えた4戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C4四（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、プレシャスパワーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2013年）

1月24日、中5週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた5戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C22（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスピリットに1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

2月13日、中2週で迎えた6戦目は、こぶし特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた7戦目は、一般C3-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヤマカツメビウスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月26日、連闘で迎えた8戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハクサンフォレストに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月7日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカズノメジャーに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松戸政也騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るヒシカツリーダーを次元の違う末脚で半馬身差し切って制した。

6月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松戸政也騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のストロングレグナムを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月2日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、一般B4-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松戸政也騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般B4二（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松戸政也騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた15戦目は、まってぃ誕生日おめでとう杯（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、テイエムスリリングにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月8日、中5週で迎えた16戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、寺家キリコ祭り特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた17戦目は、敷地物狂特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた18戦目は、オッズパーク杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた19戦目は、いつもあんやと才田売店杯（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワイズアンドクールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて7勝目を挙げた。

11月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、「第66回全国植樹祭開催記念」賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。