ダイタクソニック（1999年生、母ラブルーセント）

ダイタクソニック（1999年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時6歳）と交配したラブルーセントが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）雅牧場。戦績は、中央平地40戦5勝2着6回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の千葉日報杯(1000万下)。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

8月25日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイカジュリエルに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月29日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

11月3日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の秋明菊賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3歳（2002年）

2月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下のきんせんか賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

3月9日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田高宏騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月25日、中6週で迎えた8戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露したが、3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のハスラーに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月9日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の水郷特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のシャングリラ賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったタイキステラにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

4歳（2003年）

1月12日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（5戦2勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた14戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したダブルネームに半馬身届かず2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた15戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したハレルヤサンデーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月29日、中2週で迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオトコノユウジョウに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月10日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（6戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったハレルヤサンデーにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

6月14日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（7戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したタイキステラにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月12日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

11月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のTVKテレビ賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（8戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の水郷特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（9戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5歳（2004年）

1月25日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下のタケホープメモリアル（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（10戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったワイルドファイアーにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

2月29日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下のハイセイコーメモリアル（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（11戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月25日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（12戦2勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（13戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサクラエキスプレスをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月29日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下のシンボリルドルフメモリアル（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月3日、中4週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下のタイキシャトルメモリアル（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（14戦3勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のグラスボンバーをクビ差振り切って5勝目を手に入れた。

11月13日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月25日、中5週で迎えた30戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい13着に敗れた。

6歳（2005年）

1月10日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（15戦4勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

12月3日、約11か月の休養明けで迎えた32戦目は、S.パスキエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2005ゴールデンホイップトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた33戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

7歳（2006年）

3月4日、中9週で迎えた34戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

3月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月16日、中2週で迎えた36戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の卯月ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた37戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月10日、中5週で迎えた38戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月16日、中4週で迎えた39戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた40戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

8歳（2007年）

1月14日、約5か月の休み明けで迎えた41戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月18日、中4週で迎えた42戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた43戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。10着に敗れた。