ベストマジック（2016年生、母Glinda the Good）

経歴

デビュー前

3歳（2019年）

1月14日、デビュー戦はO.マーフィー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したマリアズハートにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月4日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

4歳（2020年）

2月26日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエベレストテソーロに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月13日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のデルマヴァンドームに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月27日、中1週で迎えた5戦目は、伊良湖岬特別（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキクノピオニールに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月18日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5歳（2021年）

3月6日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったコルニリアに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月3日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、クロッチに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したノアヴィグラスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月4日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

6歳（2022年）

3月6日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、伸びてきたイサチルプリンス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月21日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルバミノルを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

5月28日、中9週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの富嶽賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

9月25日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

12月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの冬至特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

7歳（2023年）

4月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた18戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月10日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、きのこの里あいべつ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のトウカイオルデンに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月7日、中3週で迎えた20戦目は、ツツジ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた21戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のグランシャリオ門別スプリント（門別ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

10月12日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた23戦目は、木澤奨騎手を鞍上に迎えて、鵡川ししゃも特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エバニスタにクビ差交わされて2着となった。

11月9日、中1週で迎えた24戦目は、宮内勇樹騎手を鞍上に迎えて、来年も門別でJBC2歳優駿特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

2020年3月30日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。