スペシャルディガー（2020年生、母フラヴィニー）

スペシャルディガー（2020年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「SpecialとGold Diggerのクロスより連想」。毛色は栗毛。種牡馬のオウケンブルースリ（当時15歳）と交配したフラヴィニーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は見上牧場。主な勝ち鞍は2024年の一般C2。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

5月20日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

6月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月9日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた4戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナティブーツ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

10月10日、中8週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた5戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた6戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた7戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、C2七組（水沢ダート1300m 小雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた8戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート850m 雪/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2024年）

4月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、一般C2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

5月26日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったニシノステラに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月9日、中1週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた13戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート850m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（水沢ダート850m 雨/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったヤカンヒコウに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた15戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のジャンヌノツルギに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた17戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた18戦目は、佐々木志音騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトウカイイグニスを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

9月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木志音騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったピースワンドルチェにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

9月16日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、一般C2（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木志音騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。