ワールドヘリテージ（2015年生、母サクラナスカ）

ワールドヘリテージ（2015年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「世界遺産」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時19歳）と交配したサクラナスカが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡スタット。主な勝ち鞍は2019年のSTV賞(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月7日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

3歳（2018年）

1月7日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったハーレムラインにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3月3日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシュバルツリッターを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

4月1日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下の稲城特別（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のアルミレーナに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月29日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の習志野特別（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4歳（2019年）

3月16日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

4月7日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月28日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの道新スポーツ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスのSTV賞（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のヤマニンペダラーダに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

9月28日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの秋風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

5歳（2020年）

3月20日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの幕張ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月16日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの湘南ステークス（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

9月19日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのレインボーステークス（中山芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月7日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスのノベンバーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた16戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの常総ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6歳（2021年）

1月23日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの初富士ステークス（中山芝1800m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月24日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの京橋ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた19戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

7歳（2022年）

5月15日、約12か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

7月10日、中7週で迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの五稜郭ステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

8歳（2023年）

4月27日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、上湧別チューリップフェア特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞のコスモバルク記念（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた24戦目は、Online Marche特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた25戦目は、キタサンブラック・プレミアム（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた26戦目は、JA門別馬舞米特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松井伸也騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた27戦目は、モーリス・プレミアム（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松井伸也騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた28戦目は、ヒマワリ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松井伸也騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた29戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、マインドユアビスケッツ・プレミアム（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

9月13日、中5週で迎えた30戦目は、宮内勇樹騎手を鞍上に迎えて、ふるさと日高応援特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

10月19日、中4週で迎えた31戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、サフラン特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

11月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、パンジー特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた33戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、ポインセチア特別（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた34戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、冬至特別（水沢ダート1900m 雪/不良）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた35戦目は、佐々木志音騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9歳（2024年）

3月10日、中9週で迎えた36戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木志音騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた37戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月29日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2（水沢ダート850m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月7日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた40戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、河津桜賞（水沢ダート850m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた41戦目は、坂井瑛音騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。