コンサートクィーン（1998年生、母マルゼンラッド）

コンサートクィーン（1998年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時12歳）と交配したマルゼンラッドが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、地方37戦3勝2着9回。2001年の東京プリンセス賞(牝地方重賞)で4着に入った他、2001年のゴールデンティアラ賞(牝地方重賞)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

栗田泰昌厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2000年）

6月19日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は475kg。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

7月22日、中4週で迎えた2戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1000m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスペシャルライスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月11日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のフレッシュスター特別（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

10月17日、中4週で迎えた5戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2001年）

3月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、遠藤茂騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のすみれ特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

4月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のスイートピー特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセイントティアラに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のカーネーション特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5月19日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したキングオブブリッジを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

6月6日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月21日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳戦のひまわり特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したインダウを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

8月8日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のハイビスカス特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたダイナマイトムスメ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月12日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のゴールデンティアラ賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月11日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の仲冬賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

4歳（2002年）

1月23日、中2週で迎えた18戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったサブノテンザンオーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月11日、中2週で迎えた19戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた20戦目は、春水賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた21戦目は、春風賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったブルーオオマサに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月10日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、脇本一幸騎手を鞍上に迎えて、プレセペ賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

5月30日、中2週で迎えた23戦目は、一般B2四（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

6月15日、中1週で迎えた24戦目は、パール賞（大井ダート1690m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で脇本一幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエーブマックイーンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月23日、中4週で迎えた25戦目は、アルテミス賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で脇本一幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったヤングウメに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月10日、中2週で迎えた26戦目は、オーガスト賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハネダスプラッシュを3/4馬身振り切って久々に勝利を挙げた。

9月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（11戦2勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた28戦目は、リゲル賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（12戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったオーミヤボレロを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5歳（2003年）

2月2日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の池月・磨墨賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた30戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’03メトロポリタンカップ（大井ダート1190m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のスプリングタイム賞（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は脇本一幸騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5月16日、中9週で迎えた32戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、プレアデス賞（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた33戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、シューティングスター賞（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた34戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のアートブライアンに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

7月28日、中4週で迎えた35戦目は、アルテミス賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた36戦目は、牝馬限定のハンデ戦の’03クリスタルナイトカップ（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた37戦目は、ハンデ戦の’03アデレードシティカップ（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。