セイウンドーバー（2003年生、母Chubbs）

セイウンドーバー（2003年1月23日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋デラウェア州の州都。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のDelaware Township（当時7歳）と交配したChubbsが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦2勝2着1回、地方20戦2勝2着7回。2007年の道営スプリント(地方重賞)に勝利した他、2008年のサウスヴィグラス賞(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

7月8日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に敗れた。

8月5日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったベレッツァに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月20日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペプチドジャスミンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月3日、中1週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のサウンドスピリットに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

9月10日、連闘で迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のUHB賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。

11月11日、中5週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。

4歳（2007年）

4月25日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、平取義経特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた9戦目は、日高獣医師会特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた10戦目は、地方重賞のエトワール賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林靖幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた11戦目は、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林靖幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったテラノリファードから1馬身差の2着となった。

6月21日、中1週で迎えた12戦目は、カシオペア特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林靖幸騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた13戦目は、イーグルカフェ賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林靖幸騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた14戦目は、アンタレス特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた15戦目は、ポラリス特別（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

9月12日、中4週で迎えた16戦目は、グランデラ賞（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったビービーバーニングから半馬身差の2着となった。

9月19日、連闘で迎えた17戦目は、アルクトゥールス特別（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のカリスローラーに1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月10日、中2週で迎えた18戦目は、地方重賞の道営スプリント（旭川ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のアドミラルサンダーに3/4馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

5歳（2008年）

5月22日、約7か月半の休養明けで迎えた19戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のエトワール賞（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた20戦目は、ミランダ特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったスニーカーブルースから1馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中1週で迎えた21戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は小国博行騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた22戦目は、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（8戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンジグマスターからハナ差の2着に甘んじた。

8月6日、中2週で迎えた23戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、アルビレオ特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた24戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、サウスヴィグラス賞（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったラブストレングスから1馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中2週で迎えた25戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、アルクトゥールス特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンブーエルトリから2馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中2週で迎えた26戦目は、地方重賞の道営スプリント（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったラブストレングスから4馬身差の2着となった。

10月30日、中2週で迎えた27戦目は、沙流川特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（9戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。