ペガサスムーン（2010年生、母バズビナ）

ペガサスムーン（2010年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「天馬＋月」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時18歳）と交配したバズビナが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）北島牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方33戦6勝2着8回。主な勝ち鞍は2014年の一般B2七。

経歴

デビュー前

当歳のとき、北島牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、北島牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、名古屋競馬によって1,575万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月16日、デビュー戦は水口優也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は504kg。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

9月21日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

11月9日、中6週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた6戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4歳（2014年）

1月4日、中7週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた7戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

1月11日、連闘で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた8戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

3月23日、中9週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた9戦目は、奥州商工会議所杯（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

3月30日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったシゲルヤリガタケに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月6日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月13日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヘイハチダーリンに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月21日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で高松亮騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサウスフィールズを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5月5日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で高松亮騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

5月11日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で高松亮騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコウギョウコジーンを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5月19日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で高松亮騎手（10戦3勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のイーグルドライヴを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月8日、中2週で迎えた17戦目は、いちのへ大演芸まつりレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で高松亮騎手（11戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したグランパドゥシャを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中1週で迎えた18戦目は、あまちゃん北三陸高校レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で高松亮騎手（12戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したアリューバニヤンにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月6日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で高松亮騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた20戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフィールドグースを半馬身振り切って5勝目を掴み取った。

8月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（14戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた22戦目は、盛岡のお米「純米めん」賞（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（15戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたスノウプリンス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

8月24日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、たいゆう緑化園フェスタレース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（16戦4勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（17戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイキシャーリーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

9月21日、中1週で迎えた25戦目は、いしがきミュージックFレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（18戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた27戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、モバイルコミュニケーションズ杯（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた28戦目は、IBC岩手放送賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は高松亮騎手（19戦5勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた29戦目は、金沢清水レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（20戦5勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたゲンパチスカイ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

12月21日、中2週で迎えた31戦目は、スズキライトレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（21戦5勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着を確保した。

12月31日、中0週で迎えた32戦目は、メイセイオペラメモリアル（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（22戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスミヨシルビーにハナ差届かず2着に甘んじた。

5歳（2015年）

1月12日、中1週で迎えた33戦目は、スマイルアゲインレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（23戦5勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったキルデビルヒルズにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

3月22日、中9週で迎えた34戦目は、輝く笑顔スタート（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（24戦5勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

3月29日、連闘で迎えた35戦目は、岩手春の記憶（水沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（25戦5勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤマニントレフルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗れた。

4月5日、連闘で迎えた36戦目は、コマクサ（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（26戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

4月11日、連闘で迎えた37戦目は、座禅草（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で高松亮騎手（27戦5勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず3着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた38戦目は、岩泉町龍泉洞まつり（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高松亮騎手（28戦5勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。