オサイチミカド（1980年生、母オサイチピリカ）

オサイチミカド（1980年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時6歳）と交配したオサイチピリカが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）泉刕牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方49戦12勝2着13回。1988年の大阪城ステークス(オープンハンデ)に勝利した他、1987年、1988年と仁川ステークス(オープン)で2回3着に入るなどの活躍をした。

経歴

6歳（1986年）

1月18日、一般A1 A2（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は野村正直騎手。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったスギノダンサーから4馬身差の2着に敗北した。

2月16日、こうずけ特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は藤村龍也騎手。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスギノダンサーから1馬身半差の2着に敗北した。

3月30日、A1（高崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は加藤和宏騎手。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックウエーブに2馬身半の差をつけて勝利を挙げた。

4月27日、4歳以上A（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は吉井敏雄騎手。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったハッコーダザンから3馬身差の2着に敗北した。

5月26日、4歳以上A（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井敏雄騎手。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月22日、百万石賞（金沢ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井敏雄騎手。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月21日、4歳以上A（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井敏雄騎手。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったハッコーダザンから2馬身半差の2着に敗北した。

8月17日、4歳以上A（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井敏雄騎手。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のフワイトマンに2馬身の差をつけて勝利を掴んだ。

9月1日、4歳以上A（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井敏雄騎手。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のサマーサークルに2馬身半の差をつけてトップでゴールに入った。

9月28日、白山大賞典（金沢ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井敏雄騎手。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のコンコードサニーに2馬身の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

11月9日、北国王冠（金沢ダート2300m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉井敏雄騎手。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（1987年）

1月18日、平安ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月1日、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3月21日、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月11日、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は西浦勝一騎手。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったタニノスイセイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月14日、札幌日経賞（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

7月5日、ハンデG3の札幌記念（札幌ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

7月26日、ハンデ戦でオープンのタイムス杯（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

8月23日、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

9月13日、UHB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

8歳（1988年）

3月20日、仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は増井裕騎手。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4月9日、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロングムテキに4馬身の差をつけて勝利した。