メイショウボンゴチ（2020年生、母メイショウフロリナ）

メイショウボンゴチ（2020年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+盆東風。お盆の頃に吹く風」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時19歳）と交配したメイショウフロリナが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中脇一幸。2023年のウインターアタック(一般B C)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中脇一幸から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月28日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた4戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた5戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオモルフォスを差し切れず、2馬身差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマキバシラに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月20日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳オープンのブルームカップ（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川慎騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の小夜時雨賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた9戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマキバシラに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた10戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの岐阜金賞（笠松ダート1900m 雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の桜木心菜さん生誕おめでとう記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川慎騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウヒエイを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月27日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエスタビエンに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

10月13日、中1週で迎えた13戦目は、明日は笠松けいば秋まつり（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川慎騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカズボニファシオを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月26日、中1週で迎えた14戦目は、山粧う特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川慎騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったチュウワハートに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で東川慎騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた16戦目は、s25t炎上3周年あひる焼念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川慎騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスタープレジデントに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中2週で迎えた17戦目は、B7組（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で東川慎騎手（9戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた18戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、ウインターアタック（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のワールドミッションに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2024年）

1月24日、中3週で迎えた19戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた20戦目は、渋谷川賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた22戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、八丈島フリージア賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシントーハナノランに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月11日、中2週で迎えた23戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で篠谷葵騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

6月28日、中2週で迎えた27戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったボニファシオに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月12日、中1週で迎えた28戦目は、わし座特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2五六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

8月15日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2五六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で篠谷葵騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したユウユウスターリーを差し切れず、3馬身差の2着となった。

9月13日、中3週で迎えた31戦目は、うお座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で篠谷葵騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。