ゲイリーリバイバル（2005年生、母ゲイリーリターニー）

ゲイリーリバイバル（2005年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋復活」。毛色は栗毛。種牡馬のグランデラ（当時7歳）と交配したゲイリーリターニーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は高橋啓。戦績は、中央平地8戦0勝、地方13戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の厳美渓レース(一般B2七)。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月22日、デビュー戦は竹之下智昭騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

3歳（2008年）

1月26日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5月25日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月27日、中4週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

11月1日、中8週で迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

11月8日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンフルライフを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカネツブラボーに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

12月7日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルブツロードを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月22日、中1週で迎えた13戦目は、猊鼻渓賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るダークリンを上がり0位の末脚で半馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

4歳（2009年）

1月4日、中1週で迎えた14戦目は、沢内街道レース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アマデウスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

1月12日、連闘で迎えた15戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コアレスアミーゴに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中9週で迎えた16戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキングハーバーを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って下馬評通りの実力を証明した。

4月4日、中1週で迎えた17戦目は、厳美渓レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヤマボウシピンクを半馬身振り切って1番人気に応えた。

4月18日、中1週で迎えた18戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（7戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（8戦5勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた20戦目は、チャペルノーザンクロス杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（9戦5勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

7月25日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、一般B2六（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（10戦5勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。