イチバンボシ（2008年生、母ナナツボシ）

イチバンボシ（2008年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「一番星」。毛色は栗毛。種牡馬のスマートボーイ（当時13歳）と交配したナナツボシが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方39戦7勝2着2回。2010年のタニノギムレット賞に勝利した他、2010年のウィナーズチャレンジを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

6月24日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のドクターブリーズに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月11日、中6週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスメルスイートに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦2勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

10月6日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのタニノギムレット賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るセンノデバギヤを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

11月3日、中1週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた8戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

3歳（2011年）

1月12日、中6週で迎えた9戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の若盛特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着に入った。

3月10日、中3週で迎えた12戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

9月6日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、芙蓉特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた14戦目は、はやぶさの故郷さがみはら賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた15戦目は、紅葉特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた16戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、翔平&香ウエディングパーティー記念（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで崩れずに走り抜いたが、ダブルタイムに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月14日、中4週で迎えた17戦目は、ジングルベル特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のダイスケーズカラーに1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

4歳（2012年）

1月7日、中2週で迎えた18戦目は、松の内特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた19戦目は、夢見ヶ崎特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のミヤビコンクエストをアタマ差振り切って5勝目を収める

2月7日、中1週で迎えた20戦目は、春告鳥特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

7月27日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、文月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

8月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、朝顔特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

9月11日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた24戦目は、野馬追賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラブビジョンを上がり1位の末脚で半馬身差し切って6勝目を手にした。

10月17日、中1週で迎えた25戦目は、オパールスター賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（7戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた26戦目は、トパーズスター賞（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（8戦3勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた27戦目は、シリウス賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（9戦3勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5歳（2013年）

5月23日、約6か月の休養明けで迎えた28戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、初夏特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

7月24日、中8週で迎えた29戦目は、海風特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（10戦3勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた30戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（11戦3勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のグラッツェーラをクビ差振り切って7勝目を収める

9月18日、中4週で迎えた31戦目は、海王星賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（12戦4勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月1日、中1週で迎えた32戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、レミニス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた33戦目は、古都特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（13戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた34戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（14戦4勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

12月13日、中4週で迎えた35戦目は、ターコイズ特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（15戦4勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

12月18日、連闘で迎えた36戦目は、サンタクロース特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（16戦4勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、イーサンヘイローに交わされて2馬身差の2着となった。

6歳（2014年）

1月1日、中1週で迎えた37戦目は、初詣特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

10月14日、約9か月半の休み明けで迎えた38戦目は、古都特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は増田充宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた39戦目は、菊花特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた40戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、トパーズ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。